小学校の先生K⑦
今日も同じように放課後の屋上で先生と話していた。先生はいつも通り僕の横に座っていた。好きな人がこんなに近くにいると、僕は思いが抑えきれなくなっていった。
ぼく「先生、、、あの、、、手つないでもいい?」
僕は緊張で脇から汗が落ちるのを感じた。多汗症なのかな。
先生「手?・・・。うん、いいよ」
まさかのYesである。やったー!ほんとに嬉しそうな笑顔をして(ホントに嬉しかったわけだけど)先生と手をつないだ。僕の右手と先生の左手。僕はたぶんすごい汗をかいてたと思う。
先生の手は暖かくて、柔らかかった。女の子と手をつなぐなんて、記憶がない。たぶん体育とかそんなのでつないだことはあるんだろうけど。こういう風に意識してつなぐなんてことはなかった。ましてや、20代ぴちぴちの女性の手なんて触ったこともない。当たり前だけど。先生と何かつながった気がした。
ずっと手をつなぎながら話をしていた。あたりが暗くなってきてそろそろ帰ろうかって先生が言った。僕は帰る前に先生にお願いしてみた。
ぼく「先生、、、、えっと、、、ギューってしたらダメかな?」
先生「ギュー、、、、、、、うーん、、、いいよ」
先生はちょっと困ったような顔をしたけど、優しい顔で言ってくれた。
手をつないだまま立ち上がって、先生が「はい」ってハグしやすいように手を広げてくれた。暗い中でギューっと抱き合った。親ともこんなことしないから、ギューって抱きしめるのなんて初めてだった気がする。先生はすごく良い匂いがした。トレーナーというかパーカーの感触が気持ちよかった。僕の頭は先生のちょうど胸のあたりだったから、先生のおっぱいが当たっていた。すごく心地よくて暖かくてふわふわしていた。
10秒かな20秒かな、僕の中ではほんとに一瞬に感じたけど、先生が「はい、終わり」と言って、僕を離した。ぼくは「えーーーー!もう!?」っといって残念な顔をした。ぼく「早いーーーー」。そしたら先生が「じゃあもう1回ね」と笑顔で言ってまたハグしてくれた。先生「はい、終わり」。ぼく「えーーーー早い」とまた残念な顔で言った。すると先生は「また今度ね」と言った。
僕はその言葉が嬉しかった。また今度、また今度。なんども頭の中で連呼した。またハグができる!そう思った。今日終わりなのは残念だけど、またできる!ぼく「うん、またね」と言って先生と別れた。またハグできる。またおっぱいに触れる。そう思っていた。