小学校の先生K④
一番仲の良かったHくんは、4年生が終わるときに引っ越してしまった。隣の市に。5月のゴールデンウイークに仲の良かった僕らはHくんの家に遊びに行った。1泊させてもらう。
そのときの夜、Hくんのお兄さんの部屋でゲーム大会が行われた。それまで最初はHくんの部屋でみんなで漫画を読んでいた。ゲームの順番がくるまで僕らは部屋で待っていた。一人ずつ呼ばれて部屋から出て行って、僕が最後までのこった。
そのとき読んでいた漫画がボーイズビー。少しエッチな漫画である。なんか僕は一人きりであったのもあって、股間がむずむずしてくるのを感じた。
僕は読みながら股間を触り始めた。いつものように。友達の家っていうのと、バレちゃいけないっていうのと、なんだかそんな思いで興奮がマックスになったんだと思う。
なにかが飛び出た。あそこから。
白いようなちょっと茶色いような液体が。ドクンとなって。
そのときお尻がキューンとなって、お尻の穴も痛くなった。
僕はそれが何なのか良く分からなかった。
とにかく変なものが出た驚きと、けっこうなあそことおしりの痛みで動けなかった。
ほんとに痛かった。
それからちょっと休んで痛みもやわらいでゲームに参加した。
当然ゲームなんてどうでもよかった。
5年生になると保健体育の授業もあって、あれが精子なんだと知った。怖くて1か月くらいアソコを触ることはなかったから出したのはあのときだけだった。
でも1か月くらいすると、やっぱりまたエッチなことが頭によぎって、父親のエロ本を読んで、一人エッチした。
5年生になっても、たまに先生に電話していた。
学校でもあったら話していた。
今回の事件は、僕の中ですごいことだった。大人になった気がした。
僕は先生に嬉しくなって報告した。「先生、僕この前精子でたよ」
なんて小学生か。最悪である。でも性欲が爆発した小学生は誰にも止められない、かっぱえびせん状態である。
「え?もう何言ってるの?」
「え?ほんとに出たの?」
先生もちょっと興味があるようだった。
「先生にも見せてあげようか?」
「そんなのいいわよ」
そんな会話だけで僕は一人エッチができた。
抑えきれなくなった僕は、先生を誘い込むことにした。
「先生好きだよ。大好き。二人きりで会いたいな」
「放課後、二人きりで会えないかな」
「あそこなら誰も来ないと思うんだ」
最初は拒んでたけど、先生は会ってくれることになった。
放課後の屋上の階段である。屋上は締まってるけど、屋上につながる階段は誰でも行ける。そこに少しスペースがあるのも知っていた。
そこで僕は先生と会うことになった。